えがお
税理士事務所
藤原一彦
My
profile
大阪国税局に定年まで勤務。
国税局調査部や所轄税務署で法人税・消費税・源泉所得税・印紙税の
調査などを担当。得意分野は海外取引で、海外には3度出張させてもらいました。
退職するまでの最後の6年間は、管理職として調査事案の選定から
部下への指示、調査の「とりまとめ」までを行っていました。
現在は税理士として、税務相談や調査立ち会いなどの業務を行っています。
経験上、一般の納税者や会社の社長さん、経理担当の方と税理士さんとの
コミュニケーションが上手く取れてなくて、節税や上手な調査対応ができてない
ケースが多いように思われました。
そこで、記帳・申告を行う税理士さんとは違う立場から、
国税勤務経験を踏まえて節税のほか、
調査選定されにくくする方法や、
調査を短く、軽く済ませる方法、
調査を経営に活かす方法などについて
アドバイス申し上げて、税務署や税務調査に対する
嫌な感情や悩みを解消して行きたいと考えています。
hobby
趣味は野菜作りに筋トレです。家族で食べきれない野菜は地元の道の駅に出荷しています。
学生(大阪市立大学(現大阪公立大学)商学部)時代は空手部に属してました。
糸東流初段です。
favorite
thing...
大切にしている事
「もったいない」事をやらない事です。
人生は楽しまなければもったいないし、
一分一秒でも笑顔でいないと
もったいないと考えています。
Business
introduction
弊所では申告書の作成は行なっておりません。税務調査に関する税理士業務に特化しています。また、お互いの時間の節約のために、税務相談や講座提供はZoomを使ったリモート開催を基本とさせていただいています。
生徒数1万人以上の、起業や集客に関するスクールを複数運営している「Zoom集客の学校」や税理士法人などの税務顧問をさせていただき、調査対応の仕方などのウェビナーを開催しています。
令和5年3月には、「税務署を辞めたから書ける、元統括国税調査官の
「もう、税務調査は怖くない!」と題する電子出版を行い、
アマゾンの10部門でベストセラーとなりました。
1DAY模擬調査や税務署所管法人の調査立会いなどの料金は全国一律の金額設定となっており、東京や九州などのお客様からの要請にも応え易くなっています。また、海外取引調査に関しては、移転価格税制から非居住者源泉所得税課税にいたるまで幅広く対応させていただきます。
調査に対しては、追徴税額をできるだけ下げるだけでなく、調査から受けるストレスを下げることを心がけています。税務調査官は何を考え、どんな質問をしてくるのか。その回答についてどう分析、解釈をしているのかなど調査官目線のお話をすると、立場が違うとそう取られてしまうのかと驚かれます。そこで、誤解の無い様にするには、どう説明すればいいのかをお伝えして安心していただく様にしています。
他に何か特徴的な事業はされていますか?
固定資産税は賦課課税方式であることから一般的な税理士は固定資産税に
あまり関心を持たれませんが、固定資産税にも節税策はあります。
APAホテルが採用している合法的な固定資産税節税策について
ご説明することができます。
著書
【目次】
(調査選定)
【調査選定の実態】
【調査選定され易い決算書】
【赤字会社は調査されない?】
第二章 (税務調査)
【行政指導と調査】
【税務調査の流れ】
【任意調査の実態】
【現況調査の実態】
【調査の時期と重要度】
【お土産は必要か?】
【調査を長引かせるのは得策か?】
【反面調査されないように】
【不正はどのようにしてバレるのか?】
【意図せぬ脱税】
【税理士によって調査結果は大違い】
【著者プロフィール】
国税局に35年間勤め、スタートアップしたばかりの法人から上場法人まで500社以上を調査して来ました。定年後は、税務相談および税務調査関連業務に特化した税理士業を営んでいます。申告書は作成しないことから、一般的な税理士さんと協業で法人経営をバックアップさせていただいています。
税務調査関連業務に特化している理由は、調査に関しての税務当局や調査官の弱点を知っているという強みが活かせるからです。
第三章 (調査官)
【調査官は玉石混交】
【調査官によって調査内容は大違い】
【調査官が狙っているもの】
【調査官の弱点】
【経歴で調査官の実力は測れるか?】
第四章 (調査の活用)
【調査を経営に活かす】
Thought
今から35年前、私が税務署に配属されて1ヶ月も経たない夏の暑い日のことです。机に座って事務をしているとカウンターの方から男性のどなり声が聞こえました。
机から顔を上げて声の主を見ると、60歳位の半袖姿のおじさんでしたが、袖の先から入れ墨が見えました。現代の若者がしているタトゥーと違って、当時、入れ墨をしているのはその筋の人しかいませんでしたが、おじさんは顔も赤く、どうやら酔っている様でした。
ベテラン職員が直ぐに飛んでいって何事か聞いてみると、どうやら所得の証明を取りに来たようでした。職員が、何で興奮しているのか分からないその人をなだめようとすると、おじさんは「税務署って、怖いねんぞ!」と叫びました。
その筋の人が入れ墨をちらつかせた上、お酒の力も借りて庁舎に入ってきて、カウンターの前で自ら「怖い」と訴えている姿を見て、私は「税務署って、どれほど怖い所なんだろう。」税務署勤務を始めたばかりの私は、これから先、そんな怖い所でやっていけるのか少々不安に思ったことを今でも覚えています。
私は大学卒業後、2年間民間企業で働いた後、25歳で税務署に転職し、60歳で定年を迎えるまで35年間税務の職場に身を置いてきました。
辞めた民間企業は中小企業で今はもう潰れてありませんが、私が経理部で働いていた時に大阪国税局調査部の税務調査を受けました。応対するのは経理部のトップの方々でしたが、調査官が来られる前の日に、いつも経理部の棚に置いてある帳簿を金庫に隠すように言われました。
その時に初めて知ったのですが、私がいたその会社は何らかの違法な経理操作をしていたのだと思います。調査官には見せてもいい帳簿だけを見せて、本当の帳簿は隠す。こんなことが現実にあるんだと驚いたことと、課長が部長に「この空いた棚、どうします?空いてたらヘンじゃないですか。何か入れて置きましょうか?」と帳簿が入っていた約1メートルの空間を指して質問していた事ははっきり覚えています。
このことがきっかけで私は税務署に転職することになり、幸いにも定年まで勤め上げることが出来ました。配属されたのは法人税と源泉所得税の調査を行う法人課税部門でして、以後、移転価格税制という特殊な税制に関わった期間は別にして、その枠を外れることはありませんでした。
定年までの最後の6年間は管理職として調査事案の選定から部下職員への調査指令、調査のとりまとめまでを行ってきました。内、4年間は「統括国税調査官」という肩書きで、若年調査官からベテラン調査官までの仕事ぶりを見ながら、多くの会社社長や税理士の方々とお会いして来ました。
そんな中で、世の中の社長さんや経験の少ない税理士さんが税務署の本当の怖さを誤解していらっしゃるように感じることが多かったもので、税務署を退職するに当たって、税務署の怖さを正しく理解していただいて冒頭の入れ墨おじさんの様に無闇に税務署を恐れることがないようにしていただきたいと願い、本書を書く気になった次第です。
税務署の職員並びに国税局の職員は、公僕として国民が「納税の義務」を果たすお手伝いをしています。決して、世の中の敵ではありませんのでご理解を賜りたいと思います。入れ墨おじさんも、最後には機嫌良く税務署を出て行かれました。本書をご覧いただくことで税務署や税務職員の本当の姿を知っていただき、うまくご利用されるのがよろしいかと存じます。
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藤原 一彦
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